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鉄コン筋クリート

2012.09.27.Thu.21:14
 最近ブログのタイトルを変えました。ただの「ペコブロ」から「松本太陽好きの選ぶ好きな作品!ペコブロ!!」に変えたんです。何で変えたかっていうと、もちろんこのブログの方向性をもうちょっと絞っていこうということです。
 でもこれ大丈夫なのか?全国に松本大洋さんを好きな人がどれくらいいるんだろう? きっと私の知らないところでたくさんいることを信じてこれでいこうと思います。ヴィレッジヴァンガードではやたら松本大洋さんプッシュしてくれてるし大丈夫だろ笑

 さて、ブログタイトル変更記念ということで、いよいよいっちゃいますか。この作品は私の中であまりにも大きな存在だったので、敢えて今まで紹介してきませんでした。でも、こんなタイトルにしちゃったからには紹介しないわけにはいけないでしょ? 多分、一回では紹介しきれないかもしれない。でも頑張ろう、鉄コン筋クリート!!!


鉄コン筋クリート

 鉄コン筋クリートの世界観は私の中でストライクゾーンなんです。マンガを何回読んで、映画を何回見たことか。
まず、この作品の主人公は宝町に住むネコと呼ばれる親兄弟のいない少年二人組「シロ」と「クロ」です。宝町は暴力のはびこる乾いた大都会。宝町は誰のものなのか、町の不良チョコラのものか、ネズミ率いるヤクザのものか、陰から掌握もくろむ蛇のものか。もちろんクロも宝町を「俺の町」と主張する一人です。そんな都会のカオスの中、精神を削り、価値観を超え、彼らがたどり着くのは何処なのか? 言語では決して表現することのできない人間の混沌とした精神世界を、マンガという手法を用いて見事に表現した松本大洋先生の大傑作です。そして、マイケルアリアス監督の映画も最高の出来となっています。 宮崎駿監督の「もののけ姫」のように決して子供向けではなく、大人が楽しむ作品ですね。

シロ

 
 私が好きなのは「シロ」ですね。10歳になるのに靴ひもも結べないようなネジの一本ないアホな少年なのに、大切なことを全て知っているかのような神様みたいなやつです。クロは反対にしっかり者でシロの面倒をよく見ますが、ヤクザを襲って「俺の町」を主張する危ないやつです。お互いがお互いの足りないところを補っています。この二人は磁石でいうNS、お菓子で言うときのこたけのこ、カップラーメンで言うとキツネタヌキのような切っても切れない対をなす二人組なんです。片方がいなくなると途端に心のバランスを崩してしまいます。 この阿吽【アウン】の二人の関係がとても面白いんです。ちょっとネタばれなのでこの先は読みたい人だけ読んでください。物語終盤、クロがイタチによって闇の世界に連れて行かれそうになりますが、遠く離れているシロはそれを本能的に感じ取り必死で呼び戻そうとします。このシーンはもう本当にすごい! シロは気が狂ったように暴れ出すんです。近くにいた警察の藤村と沢田はわけもわからず宥めようとしますが、シロの狂瀾怒濤の姿にはもはや恐怖すら感じます。でも、それはシロなりにクロを助けようとしていたんですね。そして、それを感じ取るクロが最後に答えを出すシーン!マンガもアニメも鳥肌立ちました。シロの心理描写、クロの心理描写はまさに天才のなせる所業と言ったら言い過ぎでしょうか。松本大洋先生は凄すぎです。そしてそれをアニメではまた違った表現で成功して見せたマイケルアリアス監督も最高です。
 
シロクロのシロとクロ

 また鉄コン筋クリートには数々の名言がありますのでいくつか紹介します。

・安心安心(シロ)
・クロがないところのネジ、シロが持ってる。(シロ)
・こちら地球星日本国シロ隊員。応答どうじょ~。(シロ)
・夜って悲しい気持ちなのね。きっと死んじゃうこととか考えちゃうからだな。(シロ)
・自分は何も信じません。(木村)
・いつから知っていたんですか。(木村) 生まれたときからさ。(鈴木)
・俺はお前の照らした陰じゃない。(イタチ)


まだまだありますが尺もあるのでこれくらいで。他にもアリとキリギリスの話をするとシロが泣くんだというクロのセリフや、ビルの屋上でなぜか突然大泣きするシロ、最後のシロとクロが握手するシーンが私は大好きです。
また、アニメでの声優があまりにもはまりすぎていることも注目すべきところです。クロは嵐の二宮君、シロは蒼井優ちゃんがやっています。特に蒼井優ちゃんのシロが個人的にはすごくいい! 映画の声優になぜプロじゃなくて俳優を起用するんだという人もいますが、この映画を見たら俳優でも納得間違いなしです。

他にも言いたいことはあるんですが、ちょっと疲れたので今日はこの辺で。ブログのタイトルにもある通り、松本大洋先生の作品を中心にこれからも紹介していくので、宜しくお願いします。それでは





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コメント
はじめまして!
初めまして、イザクといいます。
「鉄コン」最高です!
鉄コンをこんなに熱く語っているサイトを初めて見たので思わず書き込みしてしまいました。

私も、イタチの世界に飲み込まれるクロの危機に突然暴れだすシロのシーンが凄いと思うのですが、それを必死に止める藤村、祈る沢田、彼らの守りがなければシロの暴発も無駄に終わったのではないかという気もします。
シロとクロ、それを遠巻きに見守っている大人たちも好きですね。

漫画もアニメももちろん両方好きですが、アニメのあの背景のノスタルジックでカラフルな宝町が素晴らしすぎです。松本先生の絵の良さを生かしたキャラクターデザイン(と、クロシロの衣装の可愛いさ!)も音楽も、本当にマイケルアリアス監督の仕事っぷりが素晴らしいです。
シロの蒼井優も好きですが、クロの二宮くんの掠れた、ガサッとした少年っぽい声も最高!

ちなみに松本先生で今一番好きなのは「Sunny」です。「鉄コン」も「ピンポン」も大好きですが、「Sunny」の方が、更に上に来てしまいました。

長々と失礼しました~
No title
イザクさん。コメントありがとうございます。
第Q地区の方ですね。かねてから拝見しております。感激です。

ブログを初めて1か月の初心者ですが、ちゃんと読んでいる方がいるのだと知ってとてもうれしく思っています。

鉄コン最高ですよね。私の周りにあまり共感してくれる人がいないので仲間を発見した気分です。こんなにコアな話をしてくれた人は初めてです。

Sunnyも私の中で1,2位を争うほど面白い作品ですね。近いうちブログで取り上げようと思っています。

これからも松本大洋さん中心に作品を紹介していこうと思うので、是非観ていってください!私もイザクさんのブログを引き続き注目していきます。
こちらこそ感激です
>第Q地区の方ですね。かねてから拝見しております。

こんなふうに言ってもらったのは初めてで、こちらこそ感激です!
「鉄コン」の事についてなら、」いくらでもコアに熱く語る自信があるのですが(笑)、初対面なので自粛しましたw

あと、上のコメントで書き忘れましたが、「竹光侍」も大好きですw

こちらこそ、よろしくお願いします~!

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