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愛のむき出し2

2013.02.11.Mon.23:27
松本大洋が好きな人の好きな作品、ペコブロのペコリナスです。どうも。

さて、昨日の続きとなります。

「愛のむきだし」
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昨日は主題歌、挿入歌を担当しているゆらゆら帝国の紹介になりました。
今日は映画の内容に食い込んで…いや、触れていこうと思います。

強調文まず、愛のむきだしが他の映画と違うところは尺の長さです。なんと4時間となっております。
映画公開の時は上映できる映画館を探すことが大変だったとか…。尚、DVDでは上巻と下巻の2部に分かれています。

 あらすじとしては、クリスチャンの家に生まれた本田悠は、幼い日に亡くした母親が残した「いつかあなたのマリアをみつけなさい」という言葉を胸に父親と暮らしてきました。しかし、やさしかった父親がある日を境に厳しくなり、毎日懺悔をさせられるという環境を強いられます。父親に嫌われたくなかった悠は何とかして懺悔する内容を絞り出すため、徐々に犯罪に手を伸ばしてゆくのです。

 犯罪の理由が父親に罪を懺悔したいからっていうのが滑稽すぎる!!

 そして、ついに悠は盗撮に手を出してしまうんです。その盗撮の仕方がアホみたいにかっこいい。ジャッキーチェンやブルースリーのようにアクロバティックに女子高生のスカートの下にカメラを忍び込ませ、一瞬のうちにパシャリ! あまりのかっこよさに思わず感嘆の声を発してしまいます。やってることは盗撮なんだけど。

そして、お土産でも持っていくように嬉しそうな顔をして父親のもとに懺悔しに行くんですよ。なんだこれ(笑)

でも、そんな盗撮を繰り返す悠はなんと勃起したことがなかった!!盗撮は性欲を満たすためじゃなく、ただ罪を作りたかっただけ!
懺悔がしたかったから盗撮をしたって……。これはもはや新種の「変態」だろう!!

しかし、そんな変態の悠がついに勃起する瞬間が訪れたんです。それが尾沢洋子だったのです。彼女こそがマリアだったのでした。

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 この映画はいろんなものをテーマにしていると思うのですが、その一つに宗教があります。コイケ(安藤さくら)率いる信仰宗教「ゼロ」。この宗教が悠と洋子を翻弄し、屈折させ、最終的にはカオスな展開に縺れ込ませます。

 新興宗教を出してくる邦画といえば、「八日目の蝉」「カナリア」など幾つかあると思いますが、正直、新興宗教の信仰者目線の映画は私の知る限りありません。どこか怪しげに新興宗教を表現している映画ばかりです。それは愛のむきだしにおいても同じことが言えます。信仰者から見れば、あやしさなんてないんですよ。間違っているのはむしろ外の世界だと思っているのが彼らの見え方なんです。もし、私が映画の監督をするなら新興宗教の信仰者目線の映画をとってみたいですね。

 ちょっと脱線しましたが、それでも愛のむきだしで表現されている新興宗教は割とリアリティのある方だとは思います。とくに洗脳されている人々や洗脳されていく人々の様が恐ろしさを感じました。

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上の画像は洋子が聖書の一部を暗唱しているシーンですが、この暗唱がとてつもなく長い。この迫力をこの長さでノーカットって、すげえなって思いました。満島ひかりさんの役者魂を感じました。

役者魂と言えば、悠を演じる西島隆弘も好きになりました。AAAのボーカルなんですってねこの人。童貞っぽいからってことで園監督は彼を抜擢したそうですが、彼の演技力はただの歌手とは思えないほど秀逸でしたよ。今後注目です。

 愛のむきだしはコメディ要素だけじゃなく、愛について深く考えさせられるこの映画です。本当に好きな人に愛をむきだすのって難しいですよね。でも、この登場人物たちはこれでもかってくらい愛をむきだしてくるんです。本当に有り得ないくらい。

 たとえ相手がキリスト教の神父でも、たとえ相手が同性でも、たとえ相手に嫌われていても、たとえ自分が変態だとしても、たとえ相手が自分のことがわからなくなっていても…。そんなことはどうだっていい! お前が好きなんだということを伝えたい! 彼らは本気でぶつかっていきます。なんかわけわかんないけど感動してしまう。

 私もむきださなくちゃなって思わされるんです。愛って理屈じゃない! もっと出していこうぜ!!
強引にでもいいから伝え続ければ、必ず届くんだって思いました。

今回紹介したのは「愛のむきだし」でした。テンポがとてもいいので長くは感じませんよ!是非一度見てみてはどうでしょう?

それでは










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